2024/11/03
音(おん)ちゃん
音ちゃん
市外の方から悲痛な声で電話がありました。
弱った幼犬を保護して受け入れ先を探しているとのこと。
様子を聞くと、病院では点滴を打ってもらい、飢餓状態のために引きつけを起こしているが低血糖でも貧血でもないと治療は終わり、今は自力でご飯が食べられないからシリンジで与えていると。
画像を送ってもらうと私でもわかる深刻な状態!医療に詳しいメンバーに見せるとやはり一刻の猶予もならないと判断しました。
保護主さんにはノエルの担当病院まで走ってもらい、私はモーちゃんとモッくんを抱えていて動けないのでメンバーに向かってもらいました。
別の保護団体には元気になったら連れてきてと言われ、名古屋の動物病院まで走ったそうですがたいした治療はしてもらえなかったそうです。
飼い主ではなく保護しただけだとわかると、医療費もかかりますから病院もどこまで医療をかけてよいか躊躇して最低限のことしかできない事情もあり、それで助からなかった子を知る苦い経験が私たちにはあります。
団体に丸投げしないで保護主でやれる事をまずやりましょうと声かけはしますが、助けたいけどどうしていいかわからない、助けてくれる病院を探せない保護主さんの力になり、一緒に走ることもボランティアの大切な役目だとあの時学びました。
メンバーが音(おん)ちゃんと名付けた小さな野犬の子、青い目の女の子は身体を震わせながら闘っています。助かるかどうか五分五分だそうです。
発作が止まらず最初の医療でここまでやってもらえていたらと悔やまれてなりません。
どうか助かりますように…
祈るばかりです…